中学受験のための指導をする難しさ

中学受験を行うお子さんを指導するというと、小学生を指導するのだからことは簡単と思ってしまいがちです。でもそうではないのです。中学受験なのだ、小学生を指導するのだ、ということをよく理解しておかなくてはなりません。

中学受験の試験問題は非常に難解で、中学校で習うような連立方程式などが出てきます。でも連立方程式は小学校で習いません。それでも入試に出てくるのですから小学生に、小学生の指導の中で理解させなくてはなりません。

例えば大人はカルシウムの元素記号をCaだと知っています。でも小学生が習うのは、カルシウムという言葉だけで元素記号という言葉も、カルシウムの元素記号となるCaという言葉も習いません。中学受験で小学生に指導するのは、元素記号でもなくCaという言葉でもなく、「カルシウム」という言葉のみです。

大人としてすでに覚えてしまっている事でも、中学受験を行うお子さんに指導するので貼れば、小学生として必要な知識を指導しなければならないのです。大人が当たり前と思って教えている事でも、中学受験の入試には、小学生に出すための問題として出題されるので、すでに小学校から中学、高校、大学と知識が上塗りされた指導をしては、中学受験では間違いとなる事もあります。こうしたことを踏まえて、小学生に指導しなければならないのですから、中学受験の指導は難しいのです。